〈10月10日ー12日 視察研修をリポート「街かど美術館アート@つちざわ」〉
地域復興支援事業の一環として、岩手県花巻市東和町にある土澤商店街を会場に開催しているアートイベント「街かど美術館アート@つちざわ」を訪問しました。作品鑑賞はもとより実行委員会の方やボランティアスタッフ、地元住民の方々から同地区の町おこしの経緯や展望、運営や組織体制づくりのお話を伺い、今後の芋川区の地域復興に活かそうと考えています。また翌日は、舞台を宮城県仙台市に移し、市民の情報発信の拠点であるせんだいメディアテークを会場に「きよつうかふぇ@せんだいメディアテーク」と題して、「きよつう(清津川通信)」や芋川区で行っているイベントなどを紹介し、集まって下さった仙台の方々との意見交換を行いました。
●視察を終えて
どこでも旧市街地から郊外へと拠点が移り、街中のさびれた様子が目につきます。土澤もそんなところでした。ただ『よそと違うな』と思ったのは、さびれた街や古い建物を大切にしながら、アーティストと協同で上手に利用しているところでした。会話もほのぼのとしていて他所からのお客様とのお付合いもうまくいっていると感じました。やはり地域活性化には、人的な交流を活発にしなければならないと思います。私達も芋川の地域資源を活かし「きよつう」の発行、「清津川フレッシュパーク」でのイベント、そして、その活動の拠点としての「きよつうプレスセンター(仮称)」を活用し、近隣集落と共に地域活性化を目指します。〈文:根津一夫(とぎや)〉
●街かど美術館2009アート@つちざわとは?
会場は、画家の萬鉄五郎の生誕地である岩手県花巻市東和町。土澤地区商店街と萬鉄五郎記念美術館、そしてアーティストが一体となり、商店街を舞台に現代美術を制作・展示するアートイベントです。「街と美術館をつなぐ、街とアートをつなぐ」をテーマに、これまで3回開催されており、今年から2年毎のビエンナーレ形式で開催されています。いろいろなジャンルのアーティストが全国から集まり、商店街の店舗や空き家、空き地、そして実際に生活されている家屋など、さまざまな場所が展示会場となっています。
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