2009年4月24日金曜日

沖縄・久米島の友達なかさと交流会

〈初めて雪に触れる久米島の子供達〉

みんなそろって記念撮

年で36回目を迎えるなかさと交流会は、沖縄県久米島の子供達と新潟県十日町市の子供達との23日の交流会です。冬に沖縄の子供達が新潟を訪れ、夏には新潟の子供達が沖縄を体験します。2月19日、倉俣小学校には久米島小学校の5年生2名が来ました。校庭で、そり滑りや雪合戦、校長先生が運転するスノーモービルで遊んだり、近くのスキー場でスキーを楽しみました。その後はあったかい温泉でひと休み。雪を見たことも触ったこともない沖縄の子供達は、長靴に入った雪などおかまいなし。家に着くと靴下がびっしょり濡れていました。

校庭で一緒にそり滑り

沖縄の小学生が宿泊したホストの2人にインタビュー!


雪原カーニバル / SNOWFIELD CARNIVAL Vol.1

とうさんと雪原カーニバルのロウソク付けに行きました。チャッカマンで火を付けました。ロウソクに雪がつもっていて火を付けるのがむずかしかったです。山の上から見たら火が行列になっていてとってもきれいでした。

(文:竹藤 望月(たけふじみづき) / 大向(おおむこう))

雪原カーニバル / SNOWFIELD CARNIVAL Vol.2

を待ち遠しく感じる季節(当日は大雪でした…)、15千ものスノーキャンドルが雪原に。地域住民、ボランティアそして来場者が参加し一斉に灯されました。 その幻想的な光景は、今年もまた会場の大勢の方に大きな感動と希望を与えてくれました。

(文:南雲 勝巳(なぐも かつみ) / 美勢(みせ))

松焼 / MATSU-YAKI

が明けて初めて村中の皆さんが会い、「おめでとうございます」を交わす場所。「家内安全」「厄払い」「安全祈願」などなど。「今年も良い年で」と願う気持ちを真っ赤な炎がひとまとめにして燃え上がる。村人の気持ちもひとまとめにしてくれるかの様に・・・

(文:鈴木 ミツ (すずき みつ ) / 豆腐屋(とうふや))

集落風景 / VILLAGE OF VIEW

(藤美屋商店・田代店)

ツ釜と棚田の田代区で、酒・タバコ・食料品を扱い、裸電球を照らす店です。限界集落の中にありますが、一分一秒でも長く続けたいと頑張っています。皆さん一人でも多くのご来店をお待ちしてます。川には岩魚やヤマメもいますよ。

(文:竹藤 茂一 (たけふじ しげかず ) / 藤美屋(ふじみや))

清津川流域みどころMAP!


濃川の支流・清津川の流域は、河岸段丘の美しい景観と豊かな自然に恵まれた土地です。清津川にかかる倉俣大橋はこの土地の玄関口にあたります。芋川集落と、その近隣の集落には、至るところに池や水路、湧き水があり、地域全体が潤いに満ちた、まさしく「水の桃源郷」です。このマップをもって、地域のさらなる魅力を探しに出かけましょう!

マップ作画 : 森谷哲郎 小林知博 (ツキハシ研)

清津川プレスセンター(仮称)まもなく着工!

芋川地域復興構想 経過リポート

集会所での打ち合わせの様子

成20年度からはじまった芋川地域復興構想は2年目に入りました。復興構想実行委員会のメンバーを中心に、芋川集落の皆さんや、ツキハシ研(東北工業大学)の皆さん、周辺地域の方々のご協力を得て、集落発行のフリーペーパー「きよつう:清津川通信」0 号、1 号を発行し、大きな反響をいただきました。清津川流域集落の地域交流・情報発信の核として、「きよつう」が皆様に親しまれるメディアになるべく、2年目の今年度は清津川プレスセンター(仮称)」の建設がはじまります。敷地は清津川フレッシュパーク入口の駐車場横。「きよつう」 情報ギャラリーやメディア制作スペースをそなえた小さな交流拠点となる建物で、公園での種々のイベントと連動して更衣室や休憩所としても使える施設になる予定です。

イメージスケッチ(絵) : 奥野幹

● 雪の中の地鎮祭

3月29日に清津川フレッシュパークにて「清津川プレスセンター(仮称)」の地鎮祭が行われました。今年は、暖冬小雪の冬でしたが、前日の夜から降ったこの冬最後の大雪で辺りは一面の雪景色。まずはテントを組み、四隅に青竹を立て、その間をしめ縄で囲い祭場とします。祭壇にはお酒や魚などのお供え物が並べられ準備が整います。津々と降り積もる雪の中、神主さんの「オォー」という神の降臨を告げる掛け声で始まり、着工に向けて安全祈願のために鍬入れを行うなど、神事は滞りなく行われました。

329日に行われた地鎮祭の様

越後妻有・雪アートプロジェクト2009

〈まつだい農舞台事務局 / 山田綾さんによるリポート〉

地の芸術祭は夏だけではありません。221日・22日に、ミオンなかさとで貝野地区振興会とともに、今回で2回目となる「越後妻有・雪アートプロジェクト」を開催しました。14名の作家による、全8作品を展開しましたが、実施までは苦難の連続。暖冬小雪、自然を相手にする難しさを改めて痛感させられました。当日は天候にも恵まれ、清々しい晴れの2日間でした。色鮮やかな凧が空を舞い、個性豊かなかまくらギャラリー、大ぞりをよいさよいさとひっぱったり、大きなかき氷の山をつくる子供達の楽しくはしゃぐ声などなど。そして、地元有志の餅つきやお茶のあたたかなふるまいも加わって、にぎやかな会場となり、貝野の皆さんの一生懸命さが全開のプロジェクトでした。

力一杯大ぞりをひく貝野の皆さん

雪で作ったかき氷の山

第三回 / 芋川雪解けメニュー・冬のアイディア料理

「漬け菜煮」は雪解けの香り

に収穫した野沢菜で漬け物をつくり、雪深い冬の間おいしく食べるために考案された雪解けシーズンのレシピが野沢菜の漬け煮物、通称〈ニィナ(煮菜)〉。一般の青菜の煮物に比べて漬け物のコクと香りが美味しい。刻んだ野沢菜を煮干の出汁で柔らかくなるまでひたすら煮る。コツは最初に1〜2度煮こぼすこと。灰汁を抜き、余分な塩分とニオイをとることができる。最後に刻んだ油揚げを入れて味付けすることで、郷土の香りが食卓に。煮こぼしたあと、細かく刻んで油で炒める「漬け菜炒め」は酒の肴にピッタリ。

【野沢菜の漬け菜煮】のレシピ!

  1. 野沢菜漬けを適当な大きさに切る。
  2. 煮干と水を入れ煮こぼす。(1〜2回)
  3. 柔らかくなるまで弱火で煮る。(3〜6時間)
  4. 刻んだ油揚げを入れ、醤油、酒、みりん、砂糖などで味付け。
  5. 仕上げに油を少々入れると風味が増す。

*今回レシピを教えて頂いた方は、鈴木静子さんです。ありがとうございました。


第一回 / 清津川・歴史ミステリー

芋川の歴史は水の歴史〉

古文書から歴史を読む高橋忠雄さん()と南雲編集長(左)

川集落のルーツを探るべく、集落内の旧家、谷内(ヤチ)の高橋忠雄さんを訪ね、家に残る古文書や古地図を拝見しながら話を伺った。集落の歴史は今から約550年前、文安年間にまで遡る。当時この一帯には稲荷川から分岐した支流が流れており、時の室町幕府から取水の権利を得た谷内の先祖達が、隣の倉俣から移り住み開拓していったという。清津川との間の中州の様だった土地はとても湿った地盤で、川の氾濫にも度々見舞われるなど、水害に苦労したという話も多く聞く。いつしかその支流は無くなり、川の名前「芋川」が集落の名称として残ったのではとのことだが、集落には今も湧き水が豊富であり、豊かな水の文化はその流れと共に受け継がれている。

今回拝見させていただいた、芋川集落一帯が描かれた古地図