● 真の復興はこれから!
けれども、これはまだ地域復興の準備が終わっただけです。真の地域復興はこれから、集落や地域の皆さんの力で、「おもてなし集落」をますます盛り上げていってもらいたいと思います。「きよつう」がこれからも続いていくとステキです。心強いことにツキハシ研の森谷哲郎君が4月から十日町市の地域おこし協力隊員としてしばらくの間、集落にお世話になります。私、槻橋修は大学を移ったのですが、これからも新生ツキハシ研のメンバーでお邪魔したいと思います。どうぞ宜しくお願いします!
〈文:槻橋修 ・神戸大学大学院准教授(元 ・東北工業大学)〉
芋川の皆さんの地域復興へのアツい想いに引き寄せられて、平成20年の冬から約2年間、地域復興アドバイザーとして、東北工業大学ツキハシ研の学生さん達と一緒に芋川集落に通わせていただきました。地域の隠れた資源をみんなで発掘し、情報発信していこうという考えからこのフリーペーパー「きよつう」のアイデアが生まれ、2年間を通じて地域復興の準備として計6回の制作と発行をしてきました。そろそろ近隣のみなさんにも「きよつう」が親しまれるようになったのではないでしょうか?
この準備活動の間に、芋川集落の皆さんと議論を重ね、芋川集落の将来像として「おもてなし集落」というビジョンを見出しました。その拠点施設としての「きよつうプレスセンター(仮称)」も昨年12月に完成し、いよいよこの春から本格的に活用していくことになります。2月28日には復興事業の最終発表会に委員メンバーが参加して成果を発表し、大変高い評価をいただきました。2年間、大変お疲れ様でした。そしてお世話になりました。
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